冬場の積雪が巨大な氷柱となって重みで軒先が折れた。
これをいかに安く直すか?
まず単管の下部にジャッキベースを、上部に自在ベースを付けて下がった軒を持ち上げてみた。
誤算の一つは自在ベースは勾配に合わせて当てる事はできるが、ビスやボルトで固定しないと滑ってしまうので、足場等でそこに手が届かないといけない。次に手持ちの単管をジョイントで繋いだら強度が足りずへの字に座屈しそうになる。
そこで、ジャッキアップ支柱を2本にして上部を単管で繋ぎ、更に垂木クランプで木材を固定して線で軒裏からジャッキアップすることに。軒裏の固定作業の為に外壁を一部撤去して、そこからバルコニーを張り出す。支柱より更に持ち出して、屋根に登れるようにすれば、屋根の修繕もできるし、冬季の雪下ろしもできる。しかし、バルコニーの建物側の固定がビスの為に持ち上がって外れてしまい、ヒヤリとしたので、安全を考え4本柱で支えることに。
軒天は垂木の下方に更に下地が組んであるので、軒天に線材を当ててジャッキアップしても無理があった。根本的に直すには軒天を撤去して直接垂木に線材を当ててジャッキアップしないといけなさそうだ。下から見上げるとだいぶ水平になったように見えるが、実測すると、40cm垂れてたのを20cmまで戻したくらいか。
軒折れをDIYで完全に直すのは難しいが、これを機に雨漏りの原因となっていた屋根の穴を塞ぎ、塗装をする事ができた。小屋裏で雨漏りの水を含んだ断熱材も撤去して垂木、野地板の腐食を食い止めることにもなった。その勢いでルーフデッキを製作中。
コスト的には、単管5m¥2780x4、自在クランプ¥198x26、ジャッキベース¥1080x2、杉貫21x105x1820 ¥380x10、胴縁21x45x1820 ¥158x7 等¥52000程。業者に見積もったら足場組むだけで10万以上するだろう。屋根の塗装は塗料14g¥14800、ローラー、薄め液など約¥33000。
昨日の大雨で若干雨漏りが確認できたが、どこから侵入したのか特定するのは難しい。
断熱材はやめて空気層をとった仕上げにして塗れた部位が乾燥するようにし、腐りかけた垂木を補強する方向で行こう。