ミスター・アースの焦燥
- ogaruchacco
- 2021年12月16日
- 読了時間: 2分
兄の小説シリーズ第3弾!2004年に出版された「ミスター・アースの焦燥」がAmazonで在庫切れになっているので、Kindl版(電子書籍)を用意しました。
あらすじ
世間を騒がす凶悪事件のうちの幾つかに、動機が不明なものがある。いずれも「夢」ないし「幻」が動機に深く関わっていた。ライター・相原真一は、頻発する航空機墜落事故の原因にもそれらの「夢」は関わりがあると睨んでいる。その「夢」は一方で、悪化する地球環境を守るための世界レベルの取り組みが、思ったより速く進行しているという事実にも関わっているのではないか、と相原は考える。悪い面と良い面を見せる謎の「夢」。相原はそれらを雑誌『週刊現論』に特集記事として掲載することになる。
一方、子供の頃から見続けている不思議な夢を巡って、大学生・道原進と工藤歩美は知り合う。彼らは、ゼロと呼ばれるストリート・ミュージシャンの歌によって、問題の「夢」にも通じる不思議な体験をし、さらに、発売された『週刊現論』をきっかけに、相原と共に「夢」の謎を追うことになる。
やがてタイ北部に謎の「顔」が出現する。荒れた大地に浮き出た顔は、崩されても自然に修復されるという特性を持っていた。
一連の現象に対し、相原は突飛とも思える仮説を立てていた。彼は、調査と推論によって真実に迫ろうとする。一方、進は不可思議な体験をより深め、独自に真実を理解しはじめる。
相変わらず続く航空機墜落事故、ミスター・アースの顔のサハラへの出現、原因不明の肺炎の流行など、事態はますます拡散していくが、被害者をこれ以上増やさぬため、また、地球環境の悪化を阻止するため、彼らは動き出す。
やがて彼らの活動には、国内外の科学者たちが加わることになる。
地球にはどんな未来が待っているのだろうか……
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